大切なことはすべてザリガニが教えてくれた「あなたは成長し続けているか?」
スーツはサラリーマンの顔

子供は幼稚園を3年で卒園し、
制服やスモックを脱いで
小学校でランドセルを背負う。
ランドセルを下ろし中学生で3年、
高校で3年で制服を脱ぐ。
大学卒業後はスーツを着る。

あなたはいつまでそのスーツを着ているのだろう。
定年まで着ることはできるだろうか。
もっと豪華なスーツを仕立てることはできないだろうか?
それとも作業着に着替えるか?
死に装束か?
その垢のたまったスーツはいつ脱ぐつもりだ?

私は常に脱ぎ捨てる。
幼いころは年間に10回、成人になってからも年に2回は脱ぎ捨てる。
それまでにたまった垢と一緒に脱ぎ捨てる。
そして、新しくなったスーツでまた勇敢に挑んでいく。
身を潜めることもあるが、幼い時だけだ。
ずっと隠れているわけではない。
目立たなければ存在の意味はない。
目立つことによって勢力を拡大することができた。
私はいつでもリスクを負って生きている。
死ぬのが怖くないわけではない。
生きるためにリスクを負わなければならないことを知っているだけだ。
生きるために今日も古くなったスーツを脱ぎ捨てる。
脱いだ時一時的に弱くなるのは必然だ。
でも、それを恐れていては大きく成長することはできないことを私は知っている。
私の名前はそう、アメリカザリガニ 「私のスーツはザリガニレッド」
